神道の信徒は皇室を敬愛しなければなりません

皇室を敬愛すべし

 世界には約二百の国家があります。日本国もその一つですが、ではこれらの多くの国の中で、日本の特徴は何ですか、または日本を日本たらしめているものは何か、と聞かれると、天皇に行き着いてしまう。これは天皇、皇室にたいしてさほど関心がない人でも、考えを詰めるとこの結論になります。

 神道においてももちろん同じで、皇室を抜いた神道というものはありえません。天地開闢の時、初めの神々がお成りになります。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)が多くの神と日本の国を生まれ、そして天照大御神のご命令で皇孫ニニギノ尊を降臨されることになり、子孫の神武天皇が初代天皇にお就きになる、というのが日本神話の根幹を成す物語です。
 天照大御神がニニギノ尊に天と壌窮まり無かりけり、という「天壌無窮の神勅」の通り、皇統は現在まで続いている、というのは世界史上の奇跡です。
 神話の時代と現在の天皇が直結しているというのも凄いことなのですが、祭祀も続けられているというのも凄いことなのです。
 皇室祭祀と言っていますが、一月一日の歳旦祭を始めに一年に多数のお祭りが行われ、天皇陛下自らがご奉仕されるのです。また、そのお祭で祈願されるのは、日本の国の発展、人々の幸福、そして世界の平和なのです。
 よって、神道を信仰するものは天皇陛下始め皇室を敬愛し、ご健康と繁栄を祈念し、また護持していかなくてはならないのです。


<このページの筆者>
 中島隆広 : 出雲大社紫野教会、教会長
昭和46年京都府生まれ。名古屋大学経済学部卒業、会社員の後、パソコン部品のインターネット通販の会社を起業して経営する。会社売却の後、國學院大學神道學専攻科に入学し、神主となる。

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