イザナギ尊も子育てに悩まれました

神さまも子育てに悩む

 子育てに悩む人は多いです。実は神さまも同じです。

 イザナギ命が最後に生まれた三柱の貴い神さまが天照大御神、月読命、スサノオ命です。イザナギ命は天照大御神には高天原を、月読命には夜の国を、そしてスサノオ命には海を治めなさいと命じられます。
 しかし、スサノオ命は命じられた国に赴かず、ヒゲが生えて胸に届くような年齢になっても泣きわめくだけでした。
 イザナギ命はなぜそんなに泣くのかと聞かれると、スサノオ命は母のいる国に行きたいと思うので泣いているのです、と答えられました。イザナギ命はお怒りになり、それならば母の国に行けと、スサノオ命を追放されてしまいました。

 そしてその後、姉の天照大御神のところに挨拶に行かれて、高天原で乱暴狼藉を働かれる、という話につながっていきます。日本の神話を読めばわかりますが、神さまだから何でもうまくいくのだろう、ということはありません。神話の中にこのような話が展開されるというのは、昔々、遥か古代から親の言うことが聞かない子供がいて困ったという話は珍しくなかった、ということではないかと思います。

 子育てが難しいのは、基本的に子供は無茶なことをしますし、言うことを聞かないというところにあります。また性格がそれぞれ違いますから、必勝法というか、絶対の正解がありません。ある子供でうまくいったやり方をそのまま他の子に当てはめてうまくいくとは限らないのです。さらに、最近はインターネットに情報があふれていて、いろんな人が各自いろんな子育て方を提案しているので、一体どれを信じていいのかわかりません。

 また何を持って成功とするのかも難しいところです。いい学校に入れていい会社に入れるのがとりあえず幸せへの近道ということになっています。ただ、私も今までの同級生、友人を見ていると、なかなか人生難しいものだと思います。高校入った時は私よりも優秀だったけど、高校で勉強しなかったので伸びなかった人、いい大学に入ったけどそこで堕落して卒業できなくなった人、いい大学に入っていい会社にも入ったけどすぐにやめた人もいます。こうなったのは運もありますが、本人の性格、資質によるものが大きいですから、親が頑張ってもどうなるものでもありません。

 神さまも子育てに悩まれるのだから、私たちが悩むのも自然なことと思って、気楽に行くしかないと感じます。

悩みに対してどうするか 


<このページの筆者>
 中島隆広 : 出雲大社紫野教会、教会長
昭和46年京都府生まれ。名古屋大学経済学部卒業、会社員の後、パソコン部品のインターネット通販の会社を起業して経営する。会社売却の後、國學院大學神道學専攻科に入学し、神主となる。

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 日本人が伝えてきた心、そして生き方を、神道、神さまの話を中心としつつ、語った本です。相当な時間を掛けて作り上げました。ぜひ一度お読みください。

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