御霊屋(みたまや)・祖霊舎 について

御霊舎とは

 御霊屋(みたまや)または祖霊舎(それいしゃ)ともいいますが、御霊屋は家庭において、ご先祖さまの御霊(みたま)を祀るお社です。仏教でいうと仏壇に当たります。

霊璽について

 みたまさまをお祀りするには、まず宿られる依代(よりしろ)が必要となります。神さまをお祀りする場合は御神体ということになりますが、みたまさまの場合は霊璽(れいじ)と言います。仏教では位牌に当たります。
 霊璽はこれという形が決まっていません。時代、また地域によって異なります。

 現在京都ではこのような角柱形の霊璽が用いられている事が多いようです。角柱の一面にみたまさまのお名前を書き、背面に享年と帰幽年月日を記入します。写真左の木の覆いをかぶせます。またさらにその上から錦の布をかぶせることもあります。京都で神式で葬儀を行うと、この霊璽にみたまさまがお移しされ、遺族に渡される事になります。大きさはいろいろですが、高さ20cm、台は6cm四方くらいのものが京都ではよく用いられます。

 出雲では剣先形の板を霊璽に用いています。この写真は台座が付いていますが、それがない板だけのものです。名前、享年、帰幽年月日を記入するのは同じです。


 木製の霊璽は一つにつき一柱のみたまさまをお鎮めするわけですが、そうすると、何人もお祀りするとその分だけ霊璽が必要となります。そこで、数が多い場合は霊璽簿(れいじぼ)の形にして、お名前を記入して依代にします。(霊璽は木製だと決まっているわけではありません)
 特に今まで御霊屋がなく、新たにお祀りする場合は霊璽簿形式にした方がよいでしょう。出雲大社紫野教会では上記写真のような巻物を霊璽簿としています。

御霊屋のお社

 霊璽を収める御霊屋のお社が必要となります。これも特にこのような形にしなければならない、ということは決まっていません。また大きさもさまざまです。
 一つのタイプとして「祭壇」というべき大型の物があります。祭壇は神さまをお祀りするのに用いることがありますが、御霊屋としても用いる事ができます。ただ、両方一緒にできればお祀りはしない方がよいでしょう。大型仏壇と同じくらいの大きさのものは「神壇(しんだん)」とも呼ばれます
 
 祭壇の大きさはだいたい押し入れ半畳程度が多く、その寸法に合わせて制作されます。価格も様々ですが15万円くらいからとなり、台座も付いたものとなると30万円以上になります。
 祭壇は大型ですから、内陣が広く、霊璽をたくさんお祀りできるところがよいところです。特に角柱形の霊璽は場所を取りますので、それを用いる場合には必要となってきます。何柱もあると小型のものでは収まりませんから。

 そこまでは大きくない御霊屋もあります。一般の神棚(宮形)を使うという手段もありますが、できれば御霊屋として用意されているものを用いたいところです。
 

 大きさは設置場所に合ったものにします。素材によって値段がかなり変わり、桧製で大型の物は20万円くらいしますし、シンプルなもので3万円程度です。置き場に合わせて特注した方が綺麗に収まりますが、予算に限りがある場合は出来合いの小さなものでもよいでしょう。ただ、角柱型など大型の霊璽だと入らない可能性があります。そこは注意してください。
 御霊屋は神具店で取り扱っていますが、出雲大社紫野教会でも紹介しています。

 神棚・御霊屋の紹介ページ

 出雲大社紫野教会までお気軽に相談してください。

御霊屋の設置場所

 御霊屋の設置場所も必ずここにしなさいと決まっているわけではありません。基本的には神棚と同じで、清浄で気軽にお参りできる場所にします。
 ただ、神棚と仏壇はちょっと離して、あるいは別の部屋に置いて下さい。御霊屋を神棚の近くに置くのは問題ありません。というかそのようになることでしょう。ただ、御霊屋は神棚よりは一段下げた所に置いてください。

日々の御霊舎のおまつり

 御霊舎の日々のおまつりですが、神棚と同じでお米、お塩、お水をお供えし、榊もいつも綺麗なものを飾ります。
 美味しい物を頂いたとかあれば、お供えするのも良いでしょう。(お供えされた物はご家族皆さんで召し上がって下さい。仏教では一部で仏さんにお供えした物は食べずに捨てる、という風習があるところもあるそうですが、神道ではお供えしたものを頂くことに意義があります。)

、また、何か出来事があった時はみたまさま、ご先祖さまに報告されるのがよいでしょう。
 御霊舎であげる祝詞や、拝礼の仕方などですが、やはりここは正しく神職に聞かれるのが良いと思います。インターネットで情報を拾う等はあまりお薦めできません。

お問い合わせ

 出雲大社紫野教会では御霊舎についての、指導アドバイス等しております。
 ・御霊舎の選び方
 ・設置方法の指導
 ・御霊舎設置のおまつり
 ・おまつりの仕方(祝詞、拝礼作法など)の指導

 御霊舎についてご相談される場合は直接お電話頂くか、お問い合わせページ よりご連絡下さい。


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